あい鉄など並行在来線5社が業務効率化へ広域連携
あいの風とやま鉄道など北陸新幹線の並行在来線事業者5社と国土交通省が19日に富山市で、業務の効率化について意見を交わしました。車両の部品の共有や冬場の除雪への支援などで、全国初の広域的な連携を図ります。
意見交換会には、あいの風とやま鉄道やIRいしかわ鉄道など北陸新幹線の並行在来線である5社と、国土交通省の担当者が出席しました。
国土交通省は、並行在来線の維持管理の人員不足などに対応するため、北陸新幹線の並行在来線事業者が連携する検討会を設けています。
並行在来線が広域的に連携する検討会は、全国初の取り組みだということです。
効率化に向けた具体例としては、車両の部品のリストを共有してお互いに融通することや、大雪の際に路線の境界を越えて除雪を支援し合うこと、そして訓練のスケジュールの共有など5つの項目をあげて6月から実施しています。
国土交通省は、今後も検討会を定期的に実施し、並行在来線が連携して業務を効率化できるようにそれぞれの事業者を支援するとしています。