非常に強い勢力の台風10号の影響で、28日午後、鹿児島県に暴風・波浪・高潮の特別警報が発表されました。

台風は9月1日の日曜日に県内に最も近づく見込みで、接近を前に、28日県内では台風の対策を急ぐ農家の姿が見られました。

台風10号はゆっくり北上し、30日金曜日ごろに九州に接近・上陸しそうです。

その後は、9月1日日曜日にかけて、比較的遅い速度で西日本から東日本に向けて日本列島を縦断する見通しです。

今のところ県内に最も近づくのは、9月1日日曜日の見込みです。

台風の接近に備えて富山市八ヶ山にある山本さんの白ネギ畑では28日、ネギが倒れないよう土で根元を支える「土寄せ」が行われていました。

山本朋行さん
「風で倒れるのと水がついて腐るの（が心配）、どしゃぶりとか、強い風がなければいい」

白ネギは風などで倒れてしまうと販売価格が下がり大きな損失となります。

本格的な出荷を9月中旬に控える中、急ピッチでこの「土寄せ」を進めているということです。

山本行雄さん
「何年か前に台風がきて（ネギが）軒並み倒れた、どうか避けてほしいですね」

県は、台風10号の進路によっては強風やフェーンなどによる農作物等への被害が懸念されることから、備えるよう生産者に呼びかけています。

台風の接近に伴い、31日土曜日と9月1日日曜日に、大雨警報となる可能性があります。

最新の気象情報をこまめに確認し、早めの対策を心がけて下さい。