マイノリティーの問題発信続け 翁久允賞に堀江節子さん 富山
翁久允賞の贈賞式が9日富山市で行われ、2023年度は性差別や外国人労働者など「マイノリティー」の問題について発信を続けている、富山市のフリーライター堀江節子さんが受賞しました。
この賞は、富山県の文化に貢献した翁久允の遺志を引き継ぎ、郷土の優れた研究者や芸術家を支援しようと、翁久允財団が1981年から個人や団体に贈っています。
2023年度の受賞者、富山市のフリーライター・堀江節子さんは、2023年出版した、黒部川第三発電所の建設に関わった朝鮮人労働者と遺族を追った著書で、朝鮮人労働者が過酷な労働を強いられた実態を関係資料をもとに調べ、知られざる史実を発信したことなどが評価されました。
堀江さんは、「感じたことを訴えていかないと、社会がおかしくなる」と話していました。