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富山湾の海底崩落 2月の調査で崩落面積広範囲だったこと判明 津波の原因か

2024年3月12日 19:11
富山湾の海底崩落 2月の調査で崩落面積広範囲だったこと判明 津波の原因か
能登半島地震で、海上保安庁が、富山湾の海底で斜面崩壊の痕跡を確認したことを1月にお伝えしましたが、その後の調査で、崩壊の面積がおよそ75倍にのぼるほど広範囲だったことが分かりました。

この崩壊が津波を引き起こした可能性があるということです。

海上保安庁は、2月27日から2日間、測量船から海底に音波を発射して海底の地形を調査しました。

調査範囲は、前回1月の調査で斜面崩壊を確認した地点より沿岸域に広げました。

その結果、神通川河口の水深30mから370mにある海底の谷の斜面が南北およそ3.5キロ、東西およそ1キロにわたって崩れていることが分かりました。

前回の調査と比較すると、面積がおよそ75倍となり、ほぼ全域で広範囲にわたって崩壊していました。

今回の調査と、2010年に国土交通省が実施した調査を断面図で比較すると、最大で40m程度、深くなっていました。

1月1日の能登半島地震では、地震の3分後に富山検潮所で50センチほど水位が下がる引き波が観測されています。

海上保安庁によりますと、津波の到達時間や波の高さから考えると、今回の調査で見つかった海底の谷の大規模な斜面崩壊が原因ではないかということです。
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