森永北陸乳業の富山工場 9月末で生産終了 生産体制見直しで

アイスクリームなど乳製品の製造販売の国内大手、森永乳業は、富山市にあるグループ会社、森永北陸乳業の富山工場での製造を、今年9月に終了すると発表しました。
65人の従業員については再雇用・再就職などの支援を行うとしています。
森永乳業によりますと、富山市向新庄町にある森永北陸乳業の富山工場は1969年に操業を開始しました。
近年は全国向けにチョコレートでコーティングされたアイスクリーム「ピノ」の6粒入りのものや、カップアイスの高級ブランド「モウ・プレミアム」を製造していました。
しかし、一部の設備で老朽化がみつかったことや、アイスクリーム市場の需要の高まりにともなう生産体制見直しを受け、富山工場の体制を徐々に縮小し、今年9月末で生産中止を決めたということです。
富山工場での生産分は、神戸工場の生産ラインを増強し順次稼働していくとしています。
富山工場の従業員65人については、福井工場へ配置転換するほか、再雇用・再就職の支援を図りたいとしています。
また、2万平方メートルあまりある、工場敷地や跡地活用については、現時点では未定ということです。