富山地方鉄道 高速バス 運転手不足続く 9月に東京線一部運休
富山地方鉄道は、9月の平日に運行する東京行きの高速バスの一部の便を運休します。慢性的な運転士不足が背景にあります。
一時運休するのは、富山駅前を午前6時に出発する第2便と、東京のバスタ新宿を午後10時50分に出発する第7便で、9月中に10日間運休します。
地鉄におけるバスの運転手不足は深刻で、2024年5月には「修学旅行の貸し切りバスの運転手を確保すると、高速バスの運転手が足りなくなる」として、高速バス4路線とアルペンルートへの直通バス合わせて60便を運休しました。
9月の一部運休については、夏休み期間中は運休していた学校向けの路線バスが再開したり、遠足や修学旅行などの貸し切り需要も増えたりすることから、運転手確保のためとしています。
一方、人材確保に向けては入社時に支度金100万円を貸与するなどの対策を進めたことにより、これまでに3人が入社したということで、10月以降の運行体制については通常通りに戻したいとしています。