黒部市 気象庁発表情報を自動配信へ 「手入力で配信遅い」
大雨など情報をメールで知らせる緊急情報配信システムについて黒部市は、気象庁が発表する情報を自動配信する機能を加えるため改修を行う考えを示しました。情報は現在、手入力されていて、配信の遅れが指摘されていました。
緊急情報配信システムはメールや防災行政無線で火事やクマ出没などの情報を出していて、配信する内容は新川地域消防組合本部の署員が手入力しています。大雨や地震など気象庁が発表する情報についても手入力していて、自動配信しているほかの自治体と比べて配信が遅れることが議会などで指摘されていました。
自動配信できるよう改修されれば、連動するホームページやケーブルテレビ、通信アプリにも現在より早く表示されることになります。
黒部市 武隈市長
「少しでも、住民の皆さんの安全につながれば、それから、安心感にもつながればいいかなと考えています」
市は、緊急情報配信システムの機能強化へ、事業費699万円余りを補正予算案に盛り込み、市議会9月定例会に提出することにしています。