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富山市発砲事件 初公判 共謀したとされる男は無罪を主張

2024年1月19日 17:40
富山市発砲事件 初公判 共謀したとされる男は無罪を主張

富山市の住宅に拳銃を発砲し壁などを壊したとして、銃刀法違反などの罪に問われている男2人に対する裁判員裁判が19日、始まりました。実行犯とされる1人は起訴内容を認めた一方、共謀したとされるもう1人は否認し無罪を主張しました。

起訴状によりますと、射水市に本籍があり、別の事件で服役中の横堀正人被告(49)と、高岡市の建設業 梶川裕之被告(55)は共謀し、2018年11月と12月に、富山市の住宅に拳銃を発砲し家の壁面などを壊したとされています。

裁判の争点は、2人の間で拳銃の発砲について共謀が発生していたかどうかです。19日の初公判で、実行犯とされる横堀被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。一方、犯行を指示したとされる梶川被告は起訴内容を否認しました。

検察側は冒頭陳述で、梶川被告について「当時、現場近くに住んでいた外国人男性の金銭トラブル解決した見返りに現金を求めたものの、拒まれるなどしたため横堀被告に犯行を指示した」とし、横堀被告については「電話やメッセージで何度も梶川被告に報告しながら発砲していて、共謀は成立する」と指摘しました。

梶川被告の弁護側は「横堀被告に頼んだ事実はなく、本人が拳銃を持っていることも知らなかった。発砲の指示はしておらず、共謀は成立しない」と主張しました。

次回公判は今月22日で判決言い渡しは来月29日の予定です。

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