被害総額620万 山口・広島両県で31回にわたり窃盗など繰り返したとして東京の男を書類送検
去年12月頃からことし8月頃にかけて、山口・広島両県で31回にわたり窃盗や住居侵入を繰り返したとして、山口県警岩国署は16日までに東京都に住む35歳の無職の男を書類送検しました。被害総額は約620万円にのぼります。
窃盗と住居侵入の疑いで送検されたのは、東京都新宿区に住む無職の男(35)です。
岩国署によりますと、男は去年12月上旬頃からことし8月上旬頃の間、山口県岩国市・柳井市・広島県大竹市などの住宅を対象に、31回にわたって窃盗や住居侵入を繰り返した疑いが持たれています。
被害総額は約623万円で、このうち現金が約614万円、財布やバッグ等が約9万円です。
男はことし7月下旬、岩国市内の住職の自宅2件に侵入し現金などを盗んだ疑いで8月に逮捕されていて、その後の捜査で他29件にも関与した疑いが強まり、警察は2件を9月に、残る27件を10月16日に書類送検し、捜査を終結しました。
調べに対し男は容疑を認めていて、「生活費や遊興費を稼ぐため」と動機を供述しているということです。
男は以前、岩国市に居住していて、付近に土地勘があったものとみられています。