山口県に「土砂災害警戒情報」…夜明け前から活発な雨雲流入
気象台と県は、下関市、長門市、萩市に土砂災害警戒情報を発表しています。
山口県内は山陰方面中心に非常に活発な雨雲が流れ込み、急激に大雨災害の危険度が高まっている所があります。
朝鮮半島付近に停滞する梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、山口県内は大気の状態が非常に不安定になっています。夜明け前から山陰方面中心に非常に活発な雨雲が発生し、長門市油谷では、午前8時35分までの1時間に46ミリの激しい雨を観測しました。
この大雨で急激に地盤の緩みが進んだことから、気象台と県は今朝から、下関市、長門市、萩市に、大雨警戒レベル4に相当する「土砂災害警戒情報」を発表し、土砂災害に厳重な警戒を呼び掛けているほか、低い土地の浸水、河川の増水への警戒を呼び掛けています。
きょう20日(土)午後は、大雨は次第に峠を越える見込みですが、大気の不安定な状態はすぐには解消せず、急な雨雲の発達、突風などには引き続き注意が必要です。