【山口天気 夕刊3/17】サクラの季節の前に大きな試練…あす18日(火)夕方~19日(水)にかけて警報級の暴風 山地ほど大雪のおそれ

●あす18日(火)にかけて「寒冷渦」接近…一段と不安定な天気に
●あす18日(火)夕方~あさって19日(水)午前で山地ほど大雪に 日本海沿岸海域は警報級の暴風に
●春分の日から気温は一気に上昇へ
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週末から強い寒の戻りとなってきている県内…きょう17日(月)は最高気温でも広く1桁止まり。寒気の流れ込みに伴う度々の気まぐれな雨、山間部は雪が交じることもある、変わりやすい天気が続いています。
3月も後半に入ったにも関わらず、日本付近は冬型の気圧配置になっていることで、冬の寒さが戻っている状況です。また、朝鮮半島付近に上空に一段と強い寒気を伴う「寒冷渦」と呼ばれる低気圧が進んできています。
この低気圧が、これから日本列島に進んでくることで、いっそう不安定な天気となってきそうです。
あす18日(火)は、昼前頃からやや活発な雨雲が通過します。ここでは大粒の雨が中心ですが、この雨雲が通過した後、風の激しさが増すとともに、新たな強い寒気の流れ込みにより、次第に冷たい雨に雪が交じり始めます。
そして、あす18日(火)夕方~あさって19日(水)午前中にかけて、山間部ほど雪の勢いが強まり、さらに風も激しく吹きやすい状況が続きそうです。
3月も後半ですが、さながら「冬の嵐」のような状況に…県中部、東部、北部の山間部中心に、あす18日(火)夕方~あさって19日(水)でドサッと雪が積もる、大雪のおそれがあるほか、沿岸部では雪が積もらなくても、警報級の暴風が吹き荒れるおそれがあります。車の運転、交通機関の乱れなど十分お気をつけて、まだ粘りを見せる冬将軍に対して、安全第一の意識でお過ごし頂きたいと思います。
今夜は度々急な雨、一部雪交じりの天気ですが、あす18日(火)朝は、いったん落ち着いた空模様に。しかし、昼前から再び大粒の雨になるとともに、風が激しさを増し、一段と寒さも厳しくなっていきそうです。夜にかけて、一部あられやひょうが降るほどの不安定な天気。さらに山間部では雪が一気に積もるおそれがあります。
強い寒の戻りでもスギ花粉の飛散は、まだ収まる兆しはなく、あす18日(火)も少しでも雨の止み間があれば飛散しやすい見通しです。花粉対策も油断せず、しっかりお願いします。
あさって19日(水)午前中まで沿岸部ほど激しい風、山間部ほどドサッと積雪が増える大雪のおそれ…車の運転、交通の乱れなど、十分ご注意下さい。
木曜日の「春分の日」は天気は穏やかになり、ここからは日に日に気温は急上昇…強い寒の戻りの後は一転、春本番へ急ピッチで季節が進みそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)