あす1日(土)はしっかりと‶はれるん‶です。台風2号発生も県内に影響なし 梅雨入りは6月中旬以降の見込み【山口天気夕刊 5/31】
あす1日(土)は日本で初めての気象台、「東京気象台」が設置された「気象記念日」です。同時に気象庁のマスコットキャラクター「はれるん」の誕生日で、今年で誕生20周年の節目を迎えます。
そして、あすの天気はしっかりと‶はれるん‶です。
昨夜から日本の南を北上してきた台風1号ですが、きょう31日(金)の午前3時、温帯低気圧に変わりました。
県内は、午前は気圧の谷や湿った空気の影響でぐずつく天気でしたが、午後は次第に天気は持ち直し、夕方には晴れ間が出てきている所も多くなってきています。
あす1日(土)にかけて、県内は穏やかな天気が続く見込みです。
南シナ海には、新たに台風2号が発生しましたが、この先、中国大陸に上陸すると次第に形を崩し、また熱帯低気圧に変わると見込んでいて、県内の天気に大きな影響はないでしょう。
あす1日(土)は一日安定した空模様となるでしょう。日差しがしっかり届くため、各地で気温が上がり、特に広瀬では最高気温が28度となる見込みです。朝は空気がヒンヤリするため、日中との気温差にもご注意ください。
この時期、気になるのが梅雨入りの発表ですが、この先の天気図を見てみると、梅雨前線は日本からだいぶ離れた場所にあります。
北よりの冷たい空気が流れ込むことで、梅雨前線の北上が抑えられるためです。このため県内の梅雨入りの発表は、中旬以降になりそうです。
あさって2日(日)も、日中は日差しが届きそうです。
日本海側では前の日の土曜日に比べ、3度ほど気温が低くなりそうですが、瀬戸内側では25度を超えるところが多く、汗ばむ陽気となりそうです。
この先も梅雨前線は南に下がったままで、来週もしばらくは晴れたり曇ったりの日が続く見込みです。北寄りの風が流れ込むため、晴れても極端な暑さはなく、日中の最高気温は25度前後、朝晩は15度を下回ることが多くなりそうです。朝晩と日中との寒暖差が大きくなるため、体調管理や農作物の管理にも十分ご注意ください。衣替えを進めても、軽く羽織れる上着は少し残しておくといいでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)