公共工事の情報を業者提供した見返りにプロ野球観戦チケットを受け取ったとして、職員が収賄の罪で在宅起訴されたことをうけ防府市は7日、この職員を懲戒免職処分にしました。

　懲戒免職処分となったのは、防府市上下水道局下水道課技術補佐だった村田英樹被告（47）です。この事件は、村田被告が、市内の土木会社の社長に、水道局が発注する工事に関する資材の単価情報を提供した謝礼にプロ野球観戦チケットなどを受け取った収賄の罪で山口地裁に在宅起訴されたものです。

　防府市は村田被告を7日付けで人事課に異動させた上で、免職の懲戒処分としています。また上司だった課長級以上の職員5人も戒告や訓告処分とし、市長の給料を10分の3･1ヶ月、上下水道局事業管理者の給料を10分の1･1ヶ月の減給することにしています。

　防府市の池田市長は「市民の身近な行政機関である市役所において、あってはならないものであり、市民の皆様の信頼を著しく失墜させ、多大なるご迷惑をお掛けしますことを、心からお詫び申し上げます」などとコメントしています。