岩国基地に6日、鹿児島県での墜落事故後初めてアメリカ海兵隊のオスプレイ4機が飛来しました。

　また、鹿児島で墜落した機体と同じ空軍のオスプレイ2機が岩国基地に滞在していることが新たに分かりました。

　輸送機オスプレイは11月29日、岩国基地を離陸したアメリカ空軍の機体が鹿児島県沖で墜落、空軍は5日、乗組員8人全員の死亡を認定しました。

　そんな中、岩国基地には6日午前11時ごろ、沖縄・普天間基地所属のアメリカ「海兵隊」のオスプレイ4機が飛来。その後、正午ごろに相次いで離陸しました。

　墜落事故を受け、日本政府は「安全が確認されてからオスプレイを飛行するよう」アメリカ側に要請していますが、アメリカ軍は事故を起こした空軍のオスプレイの飛行を見合わせる一方で、海兵隊・海軍のオスプレイについては運用を継続しています。

　岩国市は防衛省に飛来の目的を照会するとともに、オスプレイの飛行停止をアメリカ側に要請することも検討しています。

　一方で岩国基地にはこのほか、オスプレイ2機の駐機が確認されていて、防衛省は先ほど岩国市に対し、2機は鹿児島で墜落したものと同じ、空軍のオスプレイであると連絡しています。

空軍オスプレイは現在、運用が停止されていることから、2機は当面の間、岩国基地に留まるものとみられます。