【山口天気 夕刊1/16】寒い日々から一転、1月後半は高温傾向…そろそろ「花粉」シーズンに向けて準備を!
●気象台発表の1か月予報…今月後半は高温傾向に
●目先の週末にかけても 徐々に寒さが和らぐ傾向 来週にかけて日中の気温は2桁の日々
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きょう16日(木)の県内は、県東部ほど晴れ間が多かった一方、強い寒気や気圧の谷の影響で曇りがちの天気が続いた所も多く、日中の気温は各地で1桁止まり…真冬の寒さが続きました。
しばらく寒い日が続いていますが、きょう16日(木)に気象台が発表した1か月予報では、この先、来週、再来週にかけての1月後半は、気温は平年より高めの傾向になる、という見通しが出てきました。北極にたまっていた寒気が、ある程度、吐き出されたことで、しばらくは北極付近では寒気を溜め込む時期になることで、これまでより寒気の流れ込みは弱くなる、とみられるのが、この見通しの背景にあります。
ただ、ある程度寒気が溜まった頃、また2月に入る頃から再び気温が低くなる傾向ですし、この寒さが緩むあたりでは早くもスギ花粉の飛散が本格的に始まってくる可能性もありますので、寒さが緩んでいく見通しでもこのあたりは油断禁物、と心得たいところです。
去年の記録的猛暑の影響もあり、今年、スギの木はたくさんの雄花を付けていて、特に県内を含む西日本方面は、過去10年平均の1.5~2倍以上という、かなり多くの花粉の飛散が見込まれています。また、スギの雄花が多い分、去年の秋から、すでにごくわずかな花粉が漏れ出ている、という観測も一部にあります。お医者さんに薬を処方してもらうなどの準備は早めに行っておくに越したことはなさそうです。
目先のところでも、少しずつ寒さが和らぐ傾向は見えてきています。あす17日(金)は、徐々に冬型気圧配置は緩み始めるものの、まだ寒さの余韻は残りそうですが、今週末は昼間は2桁の気温に…一方で天気の移り変わりは少々急ぎ足となり、土曜日は高気圧に覆われてしっかり晴れるものの、日曜日は高気圧が過ぎ去ってまた次第に雲が目立つ空模様となっていきそうです。
あす17日(金)も、県東部の柳井・岩国方面では晴れ間もありそうですが、全般には曇りがちの天気で、広く天気が大きく崩れることはなさそうですが、山間部でわずかに、にわか雨・雪の可能性はあります。日ざし控えめということもあり、最高気温でも広く1桁止まり…寒の内らしい寒さは続きます。
18日(土)はおおむね晴れの一日。朝は底冷えが強まりますが、昼間は日ざしが心地よく感じるくらいとなるでしょう。19日(日)は再び曇ってきますが、日中のうちは大きな崩れはない見込み。来週は週明けが少しスッキリしない天気も、その後は晴れ間の多い日々で、気温はしばらく日中は2桁…と、真冬にしては少し寒さは和らぐ日々となりそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)