【山口天気 夕刊10/30】31日(火)も朝と昼の寒暖差大に注意 11月初めは異例の汗ばむ気温も…
きょう30日(月)は安定した晴天が続きましたが、朝の冷え込みは一段と強まり、豊田は最低気温が2.9度となったのをはじめ、あちらこちらで今シーズン一番の冷え込みになりました。一方で日中の気温は広く20度台前半まで上がり、昼間は過ごしやすい陽気となりました。
日本列島は、どっしりと高気圧に覆われている状況。31日(火)にかけても安定した晴天が続きますが、そのぶん、夜間は再び地面の熱がどんどん上空に逃げる放射冷却の影響で、底冷えが強まっていき、朝の気温は今朝並みに冷え込みが厳しい所が多くなる見込みです。今季一番の冷え込みを更新する所もあるかもしれません。
一方で、日中は日ざしとともに20度は超えてくる見込み…といった具合に、朝と昼での寒暖差が激しい状態が続きます。調節しやすい服装選びで上手く対応していきましょう。
山口県内には、2日連続となる「霜注意報」が発表されています。31日(火)の朝は、山間部ほど霜が降りる冷え込みの心配があるため、農作物の管理など十分ご注意下さい。一方で昼間は、よく晴れるぶん、日ざしとともに20度を超える気温となる所も多く、上着いらずの過ごしやすさとなる見込みです。
今週はカレンダーが11月に切り替わりますが、今年の11月は、入り口の所では、ちょっと異例の気温となる可能性が見えてきています。11月の初めは高気圧に南から覆われる形となり、南の暖かい空気が流れ込むことで、11月としては少々異例の日中は25度に届く「夏日」となる可能性が見えてきています。
もう、半袖の服は片付けた、という方も多いかと思いますが、11月はじまりの3日間くらいは長袖の袖をまくることなどで、異例の少し汗ばむくらいの陽気に対応頂きたいところです。
しかし、金曜日からの3連休は、土~日曜日と連休後半ほど気圧の谷の通過で天気が崩れてくる見込み。さらに、その天気の崩れを境に、来週は寒気の流れ込みで、グッと冬に近づく肌寒さも見込んでいます。
極端な高温のあとは極端な気温ダウンあり、と心得て、体調を崩すことのないよう十分気を付けて過ごしていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)