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議論は平行線…美祢線巡る沿線自治体とJR西のワーキンググループ

2023年10月30日 20:13
議論は平行線…美祢線巡る沿線自治体とJR西のワーキンググループ

JR美祢線について話し合う新たな場・ワーキンググループの初会合がきょう(30日)、美祢市で開かれました。

復旧後の利用促進について話し合いたい沿線自治体と、「地域の公共交通の姿」についても議論したいJR西日本の間で、議論は平行線に終わっています。

ワーキンググループはJR美祢線について議論するもので、沿線自治体の美祢市、長門市、山陽小野田市と山口県、JR西日本で構成されます。

美祢線は6月末からの大雨で37㎞にわたり、80カ所で被災。現時点、復旧の目処は立っていません。

会合ではまず、美祢線を利用する人が近年、減っているとの認識が共有されました。

その後、協議は非公開で行われましたが、「復旧後の利用促進」について話し合いたい沿線自治体と「地域の公共交通としてどのようなものがふさわしいのか」といった議論も進めたいJRの間で、折り合いがつかず、議論は平行線に終わったということです。

(美祢市地域振興課 中島 紀子課長)
「復旧という言葉はいまどこにも出ていませんが、あくまでも復旧を目指して鉄道としての復旧を目指してということで考えている」

(JR西日本広島支社地域交通(山口) 木村 善栄課長)
「前提を置いた議論をしているわけではない「様々な交通体系の在り方公共交通の在り方というのも議論の対象になるのかなと」

2回目の会合は学識経験者を招く予定で年内の開催を目指しています。

被災から4ヶ月が経った美祢線…

地元住民を中心にJRに「早期復旧」を要望するおよそ2500の署名が集まりました。

(於福地域交流ステーション推進協議会 村田裕子会長)
「山陽、山陰を結ぶ重要な路線。私たち市民も努力を惜しみません是非復旧させて昔のような日常それ以上に街が発展することを願っている」

あす(31日)代表者らが署名と要望書をJR西日本広島支社に提出する予定です。

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