人手不足や2024年問題で注目 RORO船の進水式・下関
貨物を積んだトラックなどをそのまま運べるロールオン・ロールオフ貨物船いわゆるRORO船の進水式がきょう(31日)、下関市内の造船所で行われました。
下関市の三菱重工業下関造船所で進水式を迎えたのは、名古屋市の輸送会社が発注したロールオン・ロールオフ貨物船・RORO船で「ふがく丸」と命名されました。
RORO船は、貨物を積んだトラックやシャーシ・荷台をそのまま運ぶことができ、トラックが自分で乗り降りできるようになっています。
RORO船は、トラックドライバーの負担の軽減や、CO2削減につながる輸送手段として注目されています。
「ふがく丸」は、全長がおよそ165mで総トン数は、およそ1万3000トントレーラーシャーシ50台と乗用車1511台を同時に積むことができます。
また、乗用車で換算すると1754台積むことが可能で、現在の「ふがく丸」と比べると300台以上多く輸送できます。
ふがく丸は、これから内装工事などを行って来年(2024年)4月に引き渡され、名古屋と鹿児島・沖縄を結ぶ航路に就航するという事です。