山口県美術展覧会はじまる 大賞は「鬼哭啾啾」
絵画や彫刻など、様々なジャンルの力作が並びます。
山口県美術展覧会が7日から山口市の山口県立美術館で始まりました。
初日の7日は開会式があり、大賞を受賞した山口市の画家・井岡義朋さんらに賞状が贈られました。
ことしで76回目を迎える県美術展覧会には、山口県内外から266点の応募があり、会場には入選以上の130点が展示されています。
大賞を受賞した井岡さんの作品「鬼哭啾啾」です。
宗教や土地を奪い合い、無残に殺される人間。繰り返される戦争…。
人類の誕生から今日まで続く、争いや人の業が表現されています。
作品には井岡さん自身の経験も盛り込まれていて、戦争や友人について油絵やコラージュなど様々な表現方法を用いて描いていると言うことです。
(井岡義朋さん)「言葉に出ないような残酷な出来事を色を塗りたくって表現した。」
県美術展覧会は3月24日まで山口市の県立美術館で開かれています。
観覧料は一般500円となっています。