76歳女性を殴り…米海兵隊員の男 容疑を傷害に切り替え送検・岩国
4日、岩国市の路上で高齢女性の顔を殴ったとして暴行の疑いで逮捕されたアメリカ軍岩国基地の海兵隊員の男について、警察は5日、容疑を傷害に切り替え、身柄を検察に送りました。
傷害の疑いで送検されたのは、アメリカ軍岩国基地の海兵隊員=マニュエル・ジョシュア・ゴメス容疑者20歳です。
警察によりますと、ゴメス容疑者は4日午前4時ごろ、岩国市麻里布町の路上で、76歳の無職の女性の顔を右手で複数回殴り、全治2週間の打撲を負わせた疑いが持たれています。
犯行を目撃した50代の男性から「女性が外国人に殴られているようだ」と通報があり、駆けつけた警察官が現行犯逮捕しました。
ゴメス容疑者と女性は面識はなく、女性は救急搬送されたものの命に別状はありません。
ゴメス容疑者は犯行当時、酒を飲んでいた状態で、調べに対し「やっていない」と話し、容疑を否認しているということです。
アメリカ軍岩国基地は取材に対し、「今回の容疑がかけられている行動は我々の価値観に反するものであり、軍人にはコミュニティの立派な一員であれと求めている」などとコメントしています。