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エコ牛で温室効果ガス排出削減へ エサの変更やストレス減らす取り組みに県が支援へ

2025年2月26日 11:58
エコ牛で温室効果ガス排出削減へ エサの変更やストレス減らす取り組みに県が支援へ

地球温暖化を抑えるため、県は新年度から、牛のゲップに含まれる温室効果ガスを減らす事業などに乗り出します。

25日に開かれた県の環境政策推進本部の会議で、ことし4月からの各部局の新たな取り組みなどが確認されました。

そのひとつが、「やまぐちのエコ牛育成支援」です。

牛のゲップには温室効果ガスのメタンなどが含まれますが、アミノ酸のバランスが考えられたエサに変えたり、暑さ対策など飼育環境を改善してストレスを減らすことで、温室効果ガス排出の少ない牛を増やしていこうというものです。

県は3年間で県内の牛の7割を「エコ牛」としたい考えで、新年度は畜産農家への支援に3280万円を計上しています。

他にも、複数のコンビナート企業が連携した脱炭素化の技術開発への補助メニューを拡大したり、物流の効率を改善するため共同配送などに取り組む企業グループへの支援も始めます。

県は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」を達成する目標を掲げています。

最終更新日:2025年2月26日 11:58
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