捕鯨母船「関鯨丸」を水産大学校生が見学 関鯨丸は来月21日に出港
捕鯨母船「関鯨丸」は、来月21日に下関を出港します。
きょう(26日)は水産大学校の学生が、「関鯨丸」の船内を見学しました。
下関市の岬之町岸壁に停泊中の「関鯨丸」は、東京に本社を置く「共同船舶」が所有する世界で唯一の捕鯨母船です。
「関鯨丸」は去年初めて稼働、ニタリクジラ175頭などあわせて230頭のクジラを収容しました。
きょうは、水産大学校の学生と教職員およそ30人に船内の設備が公開されました。
この催しは、水産業を学んでいる若者に捕鯨について知ってもらおうと企画されたもので、学生たちは捕獲したクジラの引き揚げから解体、製品化まで、船内で行われている作業について説明を受けました。
続いて70トン級のナガスクジラでも引きあげることができるスリップウェイなども見学しました。
(学生)
『漁船の規模がでかいので、なかの居住性が良かったりそういうところがおもしろい』『大変きれいで、新造船ならではの美しさがあると思います』
(共同船舶・海上事業部 武田慎太郎部長)
『魅力を感じてもらえるようにこういう機会を設けて学生の人にまず事業をしってほしいですね。捕鯨というものを』
また、船員たちのための食堂では、学生たちに、ニタリクジラの刺身をのせたクジラ丼がふるまわれました。
捕鯨母船「関鯨丸」は、来月(4月)21日に出港することになっています。