ボラは普段は捕れても市場に出回らない「未利用魚」です。

ボラのおいしさを知ってもらおうというイベントが20日、上関で開かれました。

上関の総合文化センターに集まった人たちが食べているのは「ボラのあら汁」や「ボラフライバーガー」、「ボラのお刺身」です。

ボラ尽くしの「寒ボラまつり」は上関の自然を生かした町おこしを目指す住民グループ「上関ネイチャープロジェクト」が開催しました。

グループの代表＝小濱鉄也さんによると、ボラは水質の悪い水の中でも生きる事ができるためあまりイメージがよくなく、実際、水質の悪い場所でとれるボラは臭みがあるとのこと。

そのため普段は、捕れても「未利用魚」として市場には出回らないそうです。

しかし、上関の海でとれるこの時期のボラは臭みがなく、おいしく食べることができるといいます。

（小濱鉄也代表）
「少しでも食べてもらって皆さんが消費してくれればそれが燃料代だったり網代だったりもうちょっとボラの地位を上げようと思ってやりだしたのが最初ですね」

（実際に食べた人たちは）
「普段あんまり食べないんで刺身とかすごい甘みがあって美味しかったです」

「おいしい」

「これからも食べたいですか？」
「うん」

（小濱鉄也代表）
「とにかく脂が甘いそれでリーズナブルでおなか一杯になる。とにかく上関に来たら美味しい魚が食べれるよというのをどんどん発信してきたい」

上関の寒ボラは小濱さんからの直売となっているため、購入の際はこちらの電話番号にお問い合わせください。（090-3747-7299）