【山口天気 夕刊11/14】あす15日(水)は朝の冷え込み弱めで昼間は日ざしに心地良さも しかし木~金曜は雨風強まる荒天が心配…紅葉にも試練か!?
今朝は放射冷却の影響により底冷えが厳しく、山間部では最低気温が0度台の気温が続々。
市街地でも2~3度くらいの気温となるなど、広く今シーズン一番の底冷えが厳しい朝となりました。
この冷え込みで「霜が降りました」という報告も頂きました。
きょう14日(火)の日中は、おおむね晴れの天気が続き、少し寒さも和らぎましたが、夜は、東シナ海から進んでくる気圧の谷の雲により、雲が増え、一部わずかながら、にわか雨の心配もあります。
一方で夜間は曇ることで、あす15日(水)朝にかけては放射冷却の影響は弱い見込み。また、昼間は再び晴れてくることで、日ざしの温もりを感じられる、おおむね平年並みの最高気温になりそうです。
あす15日(水)の日中は、寒さは少し和らぎ、空模様も、まずまず落ち着いた状態が続きそうですが、そんな天気が長くは続きません。
木曜日には、次の低気圧や前線が日本列島へと迫ってきます。
県内は、低気圧から伸びる寒冷前線の通過により、木曜日の午後から金曜日にかけて天気が大きく崩れる見込みで、前線通過のタイミングで一時強い雨や、雨傘があおられるような強い突風への注意も必要です。
また、前線通過のあとは等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置で再び冬先取りの体に堪える寒さもやってくる予想です。
激しい天気や気温変化が再び、待ち構えています。
その前の、あす15日(水)日中の穏やかな空模様は、お洗濯、冬支度など大切に活用していきましょう。
また、11月もまもなく折り返しの時期で、例年、今の時期に県内は紅葉シーズンのピークを迎えます。
しかし、今年は紅葉シーズンにいつもとは少し違う傾向が見られるようで、葉っぱが落ちるのが早い、さらに、色づかないまま落葉してしまう木も目立つ、という報告が相次いでいます。
天気の面から考察すると、この秋、雨が少なく葉っぱの乾燥が進みやすいことや、11月なのに夏日があったかと思ったら、一気に師走の寒さになるなどの激しい気温の乱高下により、落葉が進みやすくなっている可能性があります。
木~金曜の雨風は、紅葉した葉っぱには少々試練の雨風かもしれません。
あす15日(水)のランチタイムにでも、秋の彩りを楽しむ時間を設けてみてはいかがでしょうか。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)