大阪・関西万博に備え 岩国市で警察・消防・JRが連携したテロ対処訓練
ことし4月に開幕する大阪・関西万博を前に岩国市で警察や消防、JRが連携したテロ対処訓練が行われました。
♪「ただいま上りホームにて不審物が発見されました。異臭が発生し体調不良のお客様が数名発生しております。」
JR新岩国駅で行われた訓練には警察や消防、JRの職員らおよそ60人が参加しました。
訓練はことし4月に開幕する大阪・関西万博の開会にあわせ人の往来が増える中、各機関で連携してテロへの対応を強化しようと行われたもので、駅のホームで不審物から液体が流出し負傷者がいるという想定で進められました。
訓練では駅の職員や通報を受けて駆け付けた警察が客を避難させたのち、化学防護服を着た消防の職員が倒れている負傷者を救助。
最後は機動隊のテロ対策部隊が不審物の回収と除染作業をして現場の安全を確保していました。
(岩国警察署 田中 正和署長)「テロ対策に必要なのは、各機関が連携できることをあらかじめ確認しておくこと。様々な想定したことを各機関が持ち帰って訓練を繰り返すことが大事。」
大阪・関西万博の来場者は2800万人余りと想定されていて、警察や消防では今後もテロへの対応を強化していきたいとしています。