昭和の時代、かつて山口市には10を超える映画館がありました。

映画館のさまざまな資料を通して山口市の文化や歴史を振り返る企画展が市内で開催されています。

こちらはおよそ80年前に撮影された写真。
現在の山口市中央商店街にあった映画館「金竜館」は、席を埋め尽くすほどの人で溢れかえっていました。

山口情報芸術センターで開かれている「アフターノート山口市 映画館の歴史」。

現在、山口市には民間の映画館はありませんが、いまからおよそ60年前には10を超える映画館があり多くの人が集う娯楽の場でした。

企画展では、かつて存在した映画館で使われた道具や写真関係者のインタビューなどの数々の資料をもとに、まちの文化や歴史をひもといていきます。

（山口情報芸術センター・前原美織さん）
「最終的には、まちや家族の記憶いろいろな歴史が拡がっていったので、昔の映画館を思い出す懐かしさだけではなく、今まで映画館に行ったことのない若い方にも来ていただきたい」

企画展は3月17日まで開かれています。