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地震後4000匹が死ぬも… 飼育員の奮闘結実 「のとじま水族館」20日から営業再開 

2024年7月4日 19:14
地震後4000匹が死ぬも… 飼育員の奮闘結実 「のとじま水族館」20日から営業再開 

この巨大な水槽で群れになって泳いでいるのは…

能登半島地震で被災したのとじま水族館の魚たちです。今月20日に営業を再開することになり、避難していた多くの生き物も続々と戻ってきました。

のとじま水族館・高橋勲 企画係長
「まだ環境になれていないのかみんなきゅっと群れて、固まって緊張気味という感じですね 」

群れになって泳ぐのはブリやカンパチ。今月20日の営業再開に向け、1週間前に仲間入りしたばかりでまだ少し緊張しているそう…。

のとじま水族館は地震でボイラーが破損、水温の調整が出来なくなるなどし、地震後1か月でおよそ4000匹の生き物が死んでしまいました。

「ショックっていうのはみんなそうですし、そこでずっとそのことばっかり引きずって落ち込んでいても、ほかの残っている生き物もいたので、これ以上命を失わないようにどうするかということを考えていくしかなかった」

断水や配管の故障など大きな被害を受けながらも飼育員たちは大切な命を守るために、作業を続けてきました。

「やっぱりこういう生き物は、魚が泳いでいる水槽を見るというのは飼育院は嬉しくて楽しい。テンションが上がる瞬間。ようやくこういう光景が戻ってきたな」

一方で無事だった生き物の一部は県内外の動物園や水族館に避難させていましたが、4日から順次、能登島に帰ってくるということです。

越崎 成人キャスター
「飼育員も心待ちにしてますよね~」

のとじま水族館・高橋勲 企画係長
「会いたかったよという所で、再会を、(生き物を)受け取りに行っている職員は喜んでいるんじゃないかなと思います」
「一部なんですけど、営業再開という所までこぎ着けられましたので、我々もお客さんが来られたら、これまでたくさん支援のメッセージをもらっていたので、感謝を伝えたいと思います」

のとじま水族館は今月20日に一部の水槽から営業を再開。

生き物の様子を見ながら展示を順次増やしていくということです。

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