「がまだすばい!」熊本から能登へ…中学生の手作りハンカチが届けたエール
大地震を経験した被災地からエールです。
能登町の中学校に、熊本県の中学生が手作りしたハンカチが贈られました。生徒たちが心を交わしました。
「かわいいクマモンの後ろ姿がめっちゃかわいくない?」
生徒たちに淡いピンク色のハンカチが手渡されました。
ハンカチを贈ったのは、熊本県の東野中学校です。
8年前、熊本地震を経験した生徒たち。
今回、能登半島地震で被災した同世代の仲間を励まそうと、熊本の木を使った糸で紡いだハンカチを制作しました。
思い思いのイラストやメッセージをつづったあと、復旧が進む熊本城の桜の樹液で生地を染めていきます。
「正月、地震の映像とか見てきたので頑張ってほしいなということで熊本からのエールということで」
「がまだすばい(頑張る)能登ということでメッセージを書かせていただきました」
「私たちは小学生のときにさまざまな人から支援してもらったのでその恩返しを石川県に今回はできればいいなと思っています」
そして、7月18日。
松波中学校 岡本智子校長:
「平成28年、熊本地震がありました。そのときにたくさんの全国からの支援をいただいたと、今の私たちと一緒の状況だったんだなと思って聞いていたんですけど。何かしら恩返しをしたいと」
思いが込められたハンカチを生徒たちがしっかりと受け取りました。
「なんか元気になります」
「能登半島地震を見て支援してくださる、行動してくださるのがうれしいと思いました」
「花言葉が、これが胡蝶蘭で、”幸福がとんでくる”という小さなところまで考えられていてすごいなと思いました」
「大変なことを感じているのはここだけでないし、寄り添ってもらっている感じがして温かい人たちだなと思いました」
同じ経験をしたからこそ伝えたい気持ち。
遠く離れた熊本からハンカチに乗せて送られたエールは確かに、能登へと届いていました。