能登半島地震で志賀原発の敷地内断層が動いた痕跡なし 北陸電力の説明を規制委員会が了承
原子力規制委員会は志賀原発ついての審査会合を開き、能登半島地震で敷地内の断層が活動した痕跡はないとする北陸電力の説明を認めました。
元日の能登半島地震で、志賀原発では震度5強の揺れを観測。
その後、北陸電力が敷地全域を調べた結果、79か所で地盤の沈下や舗装の亀裂が認められたとしています。
そしてきのう開かれた原子力規制委員会の審査会合で、北陸電力は、追加の調査をした結果、地盤の変状は盛り土の沈下やコンクリートの変形が原因であり、能登半島地震に伴って敷地内の断層や周辺の断層が活動した痕跡はない、と説明し、了承されました。
一方、国の地震調査委員会が先月、日本海側の海域活断層の長期評価を公表しましたが、北陸電力は重要な知見の一つであり敷地周辺断層などの評価にその内容を取り入れ、説明していく、としています。