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震災から2週間 水も電気も先が見えず 疲弊重なる避難生活者…石川県が2次避難呼びかけ

2024年1月15日 12:18
震災から2週間 水も電気も先が見えず 疲弊重なる避難生活者…石川県が2次避難呼びかけ
能登半島地震の発生から、2週間。
これまでに221人が亡くなり、今も22人の安否が分かっていません。県内最多の7600人以上が今も避難生活を送る、輪島市から中継です。中山さん。

【中継】
NNN取材団・中山 紗希記者
「輪島市の7階建てビルが倒壊した現場です。女性が1人、巻き込まれ死亡しています。
信号がともり、電気が復旧していますが、こちらからは地震により倒れた信号機が見えます。市内では、5500戸が停電、ほぼ全域で1万戸が断水が続いています」
「避難生活が長引く恐れがある中、災害関連死を防ぐためにも、市は、市外のホテルや旅館などへの二次避難を呼びかけています」

(自衛隊による救助の様子・15日午前9時)
能登半島地震の発生から、2週間がたった今も避難生活を余儀なくされている人は、最多の輪島市で7600人以上、珠洲市でおよそ4000人など、県内で、2万人近くにのぼります。

また、能登半島を中心に多くの地域で断水が続くなどライフラインの復旧が遅れる中、石川県は、災害関連死を防ぐために、長引く避難生活の環境改善に向けてホテルや旅館などへの二次避難を呼びかけています。

馳知事「現場の自衛隊や救急、警察から得た情報をもとに2次避難所に移していくというオペレーションを同時並行で進めています」

(15日の輪島朝市)
NNN取材団・中山 紗希記者「石川県によりますと、最大震度7を観測した元日の能登半島地震で、15日午前9時までに、221人が亡くなり、うち災害関連死が13人となっていて、今も、22人の安否が分かっていません」

(隆起した漁港)
「また、漁業など一次産業への被害も深刻で、輪島市の鹿磯漁港など、石川県内の58の漁港で、地盤が隆起する被害が確認されています」

【中継】
NNN取材団・中山 紗希記者「気象台によりますと、石川県では今夜からあすの昼にかけて能登地方を中心に大雪となる見込みで、輪島市や珠洲市などでは、多いところで最大20センチの積雪が予想されます」
「積雪による家屋の倒壊などに注意が必要です。以上、石川県輪島市から中継でした」


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