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公費解体完了はわずか1%…珠洲市では相談窓口を倍増して対応

2024年5月1日 18:35
公費解体完了はわずか1%…珠洲市では相談窓口を倍増して対応
きょうで能登半島地震から4か月です。
石川県内では公費解体が完了したのがわずか88棟と課題が残る中、珠洲市ではきょうから公費解体の窓口を倍増して対応にあたっています。

手続きが難しい公費解体の申請には何度も相談に訪れる人が多く、珠洲市の窓口では最大で3時間ほどの待ち時間が発生していました。
こうしたことから市ではきょうから窓口を市民図書館に移し窓口の数をこれまでの倍となる8ブースに増やしました。
そのうち半数以上は必要書類の照会などを行う相談専用の窓口としています。

相談にきた人:
「(窓口が増えると)早く終わるからね、助かります」
「3回4回来なきゃいけないんで」
「難しいね、だれも初めてだと思うけど、相続人がいるので、そういうのも全員書くのかとか」

珠洲市役所環境建設課・中町 翔太 主任主事:
「こういう状況でなかなか解体進んでいないので、皆さんにご迷惑おかけしとるところもあるんですけどいち早く、解体のほう、進めていけるように善処したいと思います」

公費解体を巡っては手続きの煩雑さや住民立ち合いのもとで現地調査が必要なことなどから石川県内では8500棟あまりの申請に対し解体が完了したのは88棟にとどまっています。

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