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液状化の被害が深刻な内灘町 町長「この際、新たに街づくりを」 知事は町の方針を後押しへ

2024年2月5日 21:13
液状化の被害が深刻な内灘町 町長「この際、新たに街づくりを」 知事は町の方針を後押しへ

地盤が大きく隆起するなど液状化の被害が深刻な内灘町。馳知事は5日の会見で現状や課題を説明し、今後、町が進める復旧を後押ししていく考えを示しました。

NNN取材団・伊藤有里記者
「内灘町では液状化の影響で建物が傾いてしまったり、車庫に車が押しつぶされてしまったりしています」

内灘町では液状化の被害が深刻で、特に西荒屋地区と室・湖西地区は4割近い建物が応急危険度判定で「危険」と判定されています。また、上下水道も広い範囲で使用できなくなっています。

復旧・復興への課題について、馳知事は、用地の境界がずれて元の境界が分からないこと、現地で再建を希望する住民がどれだけいるのかといったことを挙げました。

馳浩知事
「インフラと宅地を一体的に復旧するのか、個々の宅地とインフラを個別に復旧するのか。地域住民の意向を踏まえ、主体的に復旧方針を決定する必要あります」

馳知事は今後、町が進める道路や上下水道のインフラの復旧について、町が方針を決める必要があるとし、県は後押ししていきたいと語りました。

会見に同席した内灘町の川口町長は…。

内灘町・川口克則町長
「この際、新たに街づくりをして、道路も広くしたい。災害に強いまちづくりをしていきたい。地元としっかり話していきたいと思っている」

川口町長は、仮設住宅への入居など住民の合意を得た上で、被災地の区画整理を行うなどして復興に取り組む考えを示しました。

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