能登半島地震3か月 輪島から中継 今も倒壊住宅などが手つかずの状態続く
テレビ金沢・大野 裕輝 記者:
震度7を観測し、住宅1万5000棟ほどが被害を受けた輪島市です。3か月がたった今も倒壊した住宅や店舗が手つかずの状態で残され当時の揺れの強さを物語っています。
そんな中、輪島市では被災した建物を持ち主に代わって市が解体し撤去する「公費解体」の受け付けがきょうから始まりました。
受け付け開始前から30人ほどが列を作り被災者らは写真を見せたり自宅の場所を示したりして被害状況などを説明していました。
「やっと一つ前に進むかな」
「撤去してもらって仮設住宅に入って手足を伸ばしたい」
「複雑な気持ちやね言葉でいいようのないっていうか、自分でどうしたらいいのかわからんっていうか」
「普通の生活に戻るにはちょっと時間がかかるかなと」
復旧・復興に向けた動きが進む一方、石川県では今も8000人以上が避難生活を余儀なくされています。
住民からは、「状況はあまり変わっていない」という声も聞かれ被災者らが日常生活を取り戻すためにもスピード感を持った対応が求められています。
以上、輪島市から中継でした。