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中継・44年前の絵本も復刊 輪島朝市復活へ 準備着々

2024年3月6日 17:09
中継・44年前の絵本も復刊 輪島朝市復活へ 準備着々
元日の能登半島地震で大規模な火災が発生した石川県の輪島朝市は、再開の見通しが立っていません。
そうした中、「出張朝市」という形で再開する準備が金沢市で進められています。
中継です。

テレビ金沢・市川栞キャスター:
出張朝市が開催される金沢市の金石港です。けさから、23日に出店するみなさんが調理器具を運び込んだり、大晦日ぶりに魚をさばいたりと出店準備を進めています。

輪島市の朝市周辺では、元日の地震後に大規模な火災が発生し、およそ300棟が焼失しました。朝市再開の見通しが立たないことから、組合員の一部は「出張朝市」を計画し、今月23日から金沢市の金石港で開催します。

その後も週に1回程度の開催を目指すということです。

23日には、この港に朝市を象徴するオレンジ色のテントが30張りほど並ぶ予定です。

そして、きょう、こちらの輪島朝市を描いた絵本が発売されました。
こちらの絵本は、44年前の作品を再び販売するものです。
地震からの復興や子どもたちへの継承のために復刊してほしいとの声が出版社に寄せられ、きょうから、書店に並ぶことになりました。

今回の出張朝市については、高齢で金沢に来られなかったり、商品自体が燃えてなくなった人など出店したくてもできない人が多くいます。まずは「輪島朝市」の灯を消さないために、全国に発信し続けることが復興への一歩となりそうです。輪島朝市の関係者の中にはさまざまな状況の人がいますが、それでも少しずつ前へ進もうとしています。
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