元日の能登半島地震で大規模な火災が発生し焼失した「輪島朝市」は、組合員の一部が「出張朝市」という形で再開します。
再開に向けて準備が進む、金沢市の港から中継です。

テレビ金沢・市川栞キャスター：
「出張朝市」の準備が進む金沢市の金石港です。
けさは、出店する人たちが調理器具を運び込んだり、魚をさばいたりしています。

輪島市の朝市周辺では、元日の地震で大規模な火災が発生し、およそ300棟が焼失しました。

再開の見通しが立たないことから、組合員の一部が「出張朝市」を計画し、今月23日から金沢市の金石港で週に1回程度の開催を目指すということです。

出店準備をする人：
「地震で道具とか全部燃えてしまったからもう朝市はダメかなと思っていたがお客さんとの対面販売が楽しみ」

23日には、港に朝市を象徴するオレンジ色のテント30張りほどが並ぶ予定です。

「出張朝市」については、高齢で金沢に来ることができなかったり、商品が焼けたりして、出店したくてもできない人が多くいます。

まずは「輪島朝市」の灯を消さないために、全国に発信し続けることが復興への一歩となりそうです。