能登半島は今後もM6以上の地震発生の可能性 政府地震調査委が注意呼びかけ
6月3日に能登で最大震度5強を観測した地震について政府の地震調査委員会は、3年以上前に活発化した一連の地震活動と評価した上で今後も大きな地震に注意を呼びかけました。
3日の地震では、珠洲と輪島で震度5強を観測し、ことし1月6日の震度6弱以来、県内では最大の震度でした。
この地震により、震源地付近では最大およそ3センチの隆起や水平方向に最大2センチほどの地殻変動が確認されました。
地震調査委員会は、11日に開かれた定例の会合で、この地震について「2020年から活発化した一連の地震活動」と評価しました。
地震調査委員会・平田直 委員長:
「非常に活発な地震活動が続いているということで、その原因は依然として取り除かれていないというか、状況は変わっていないというのが多くの委員の印象です」
今後もマグニチュード6以上の地震が起きる可能性はあるとし、注意するよう呼びかけました。