石川県内各所で真夏日 輪島はことし一番の暑さ…能登の避難所では暑さ対策が急務
12日の県内は輪島で今年最も暑くなるなど、多くの地点で気温が30度以上の真夏日になりました。
こうした中、能登の避難所では暑さ対策が課題となっています。
高気圧に覆われて晴れ間が広がったきょうの県内。
村松朋哉 アナウンサー:
「午後1時過ぎのひがし茶屋街です。手元の温度計は31度を超えていて、日差しが非常に強く、立っているだけでも、汗ばむような陽気となっています。」
各地で気温がぐんぐん上がり、県内8つの地点で真夏日に。
七尾で32.8度輪島で32.7度になるなど、6つの地点でことし最も高くなりました。
最高気温が30.8度となった金沢市では日傘を差すなど日よけ対策をする人の姿が多く見られました。
地元の人は:
「きょうも暑い」
「めっちゃ暑い」
「6月じゃないみたい」
「でも気持ちいい。暑いけど、天気いい方が少ないので金沢。嬉しい。雨よりは」
大阪からの観光客:
「空が近い。大阪より。だから暑く感じる」
気象台によりますとこの先1か月は平年よりも気温が高い日が続く見込みです。
一方、ことし初の真夏日となった輪島市。
避難所となっている小学校の体育館では。
風通しのいい場所で避難している人たちが談笑していました。
およそ30人が身を寄せているこちらの避難所では10日、暑さ対策として県から支給されたエアコンが5台設置されましたが。
避難所を運営する小路 貴穂さん:
「エアコンはもう設置はされてるんですが電気工事がまだきてないという状況です」
電気工事が完了していないためエアコンを使うことができないといいます。
スポットクーラーが11台配備がされいますが、すべてを同時使うとブレーカーが落ちてしまうため、最大で2台しか使うことができず、体育館の中は蒸し暑い状態です。
「湿気がけっこう体に来るから」
「電気屋頼んどるけど、なかなかクーラー入らなくて」
「はやく、(エアコンが)入ってほしい、願っとるわたし」
そのため、体育館の室内温度をチェックし、窓を開けたり、日中は、比較的涼しい校舎に移ってもらうなどして暑さをしのいでいます。
避難所を運営する 小路 貴穂さん:
「今後ですよね、どうしても虫とか入ってくるので戸は閉めます。そうするとクーラーがないときつい時期に入ってくるのかなと思います」
あす以降も夏本番のような暑さが予想される中、避難所での暑さ対策が急がれます。