石川ゆかりの芥川賞作家・九段理江さんが金沢で学生たちにエール
石川ゆかりの芥川賞受賞作家九段理江さんがきのう、金沢市内で講演し、調理や看護などの道を目指す学生たちへエールを送りました。
この講演会は、石川を中心に専門学校などを運営する国際ビジネス学院の開校20周年を記念して行われたものです。
ことし1月に芥川賞を受賞し、かつて、学院の講師を務めた経験のある作家の九段理江さんが学生たちを前に、デビューするまでのエピソードなどを語りました。その中で、新人賞を受賞した後に、ジムに通って体を鍛えたことで精神が養われ、次の作品作りにもつながり芥川賞も受賞できたと自身の経験を紹介しました。
九段理江さん:
「すべての物事は自分の精神の問題だと思っている。全部がメンタル次第。」
「スポーツも大体結果がついてくるのはその時のメンタルが一番大事だと思っているんです」
小説に限らず、物事に真剣に取り組んだり、現状を変えたいと思ったら、自分が信じられるものがあると強いと話し、何か1つでも自信が持てるものをつくる大切さを伝えていました。