県議会9月定例会開会 長距離通学の解消へ伊佐市に特別支援学校を分置
県議会の9月定例会が12日開会し、18億円余りの補正予算案が提案されました。塩田知事はバスで1時間半かかるなど特別支援学校で問題となっていた長距離通学を改善するため、伊佐市に新たな学校を設置することを明らかにしました。
12日開会した県議会の9月定例会。7月の再選後初の議会に臨んだ塩田知事は、2期目の抱負を述べました。
(塩田知事)
「誠実に着実に県政の推進に取り組み『誰もが安心して暮らし活躍できる鹿児島』の実現に全力を尽くしてまいります」
ガソリン価格の高騰に苦しむ交通事業者への支援や、不登校の児童、生徒やフリースクールなどの実態調査を行う費用など18億円3800万円の補正予算案が提案されました。
塩田知事は長距離通学や教室不足が問題となっている特別支援学校について、伊佐市の旧大口南中学校の敷地に新たに学校を設置することを明らかにしました。
伊佐・湧水地区には特別支援学校がなく出水市の学校に通学するのに最大1時間半かかっていますが、設置することで1時間以内で通えるようになるということです。県は数か月中に整備計画を取りまとめたいとしています。
また、鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルが県が所有する住吉町15番街区に移転を希望していることについて、塩田知事は「今議会で論議してほしい」と述べました。
県議会の9月定例会は10月10日までです。