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高騰続く野菜価格 寒波の影響も 生育不良、入荷量減で価格は高く「みんなどうしているの?」 指宿のソラマメも被害…

2025年2月10日 19:18
高騰続く野菜価格 寒波の影響も 生育不良、入荷量減で価格は高く「みんなどうしているの?」 指宿のソラマメも被害…

 県内は10日も厳しい寒さとなりました。高騰が続く野菜の価格ですが、先週から続く寒波が更なる影響を与えているようです。現状を取材しました。

 鹿児島市西千石町の城山ストア。

(記者)
「こちらの野菜コーナーに早生キャベツが販売されています。野菜が高騰する前、198円で販売されていた早生キャベツ、今は倍近い380円です」

(買い物客)
「高くなっているのは確かで、1個1個の高さはよく分からないが、レジで支払う時に『え!』となる」

 こちらの女性は、同じ小松菜でも20円安い方を選んでました。

(買い物客)
「(小さい小松菜に)替えよう…」

(記者)
「20円の差は大きいですか?」

(買い物客)
「全然違う。みんなどうしているのか、聞きたい」

 鹿児島市の城山ストアでは買い物客が少しでも買いやすいよう工夫をしています。

(城山ストア・川畑文昭さん)
「なるべく小さくカットとか、小分けにして、買いやすい価格での商品を提供している」

 鹿児島市東開町の青果市場。通常1箱18キロで出荷されている白菜。今は、15キロで出荷されています。

(鹿児島青果野菜部・九万田耕生部長)
「寒いから(野菜が)大きくならない。太陽が出ないから大きくならない」

(記者)
「スーパーでも最近、高い白菜。持ってみても、少し軽いです。通常(1玉)3キロぐらいあるのですが、今は2.5キロぐらいだということです」

 鹿児島青果市場では、1月末に1500円から1600円で取引されていたキャベツも寒波の影響で1700円から1800円に値上がっています。

(鹿児島青果野菜部・九万田耕生部長)
「雪が降ると農作業ができないので、その影響で入荷量が減り、多少、相場が上がっている。今後、寒さがくると(野菜の)生育が悪くなるので、入荷量が減る。生育が不良になってくるので、多少(価格が)上がってくる」

 寒波は、指宿市の「そら豆農家」にも影響を与えています。

(記者)
「指宿市山川のそら豆農園です。先週の大雪の影響で、茎が折れてしまっています」

(そら豆農家・西山昭二さん)
「寒い日が続いているので実入りが悪い。スナップエンドウは変形し、収量減はずっと続いている。我々がこういう中で作った豆を出荷しますので、消費者には大事に召し上がって頂きたい」

 寒さと日照不足の影響で高騰が続く野菜。3月上旬までは、家計を圧迫する日が続きそうです。

最終更新日:2025年2月10日 19:18
    鹿児島読売テレビのニュース