小林製薬の紅麹原料が使われているとして3つの商品を自主回収している霧島市の福山黒酢「桷志田」は 問題となった成分は含まれていなかったと公表しました。ただ、原因が明らかになっていないとして自主回収は続けるということです。

　小林製薬の紅麹を巡る問題ではこれまでに5人が亡くなっています。県内では「紅麹コレステヘルプ」を摂取していた鹿児島市の70代の女性が「腎機能の低下」と診断される健康被害が確認されています。

　霧島市に本社を置く福山黒酢「桷志田」は「紅糀黒酢」、「紅糀ドレッシング」のオニオンとキャロットの3つの商品で、小林製薬の「紅麹原料」が使われているとして販売を停止し、自主回収をしています。

　しかし福山黒酢「桷志田」の3つの商品は、小林製薬が「想定していない成分を含んでいる」と発表した製造番号の紅麹原料は使っていなかったとしています。

　福山黒酢「桷志田」は、健康被害の全容や原因が明らかになっていないとして自主回収は続けるということです。