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「子宮頸がんは予防できるがん」子宮頸がんワクチンと検診の大切さを伝える公開講座 キャッチアップ接種は来年3月まで

2024年9月9日 19:24
「子宮頸がんは予防できるがん」子宮頸がんワクチンと検診の大切さを伝える公開講座 キャッチアップ接種は来年3月まで

 8日、鹿児島市で子宮頸がんワクチンと検診の大切さを伝える公開講座が開かれました。

 講演したのは、鹿児島大学医学部の小林 裕明教授です。子宮頸がんは30代に発症のピークを迎え、女性や赤ちゃんの命を奪うこともあるがんです。これまで副作用と思われていた症状とワクチンとの因果関係を証明したものはないと説明し、ワクチン接種の重要性を訴えました。

(鹿児島大学医学部 小林 裕明教授)
「子宮頸がんは珍しい予防できるがんなので、ぜひワクチンと検診で予防していただきたい。それが本当の現場の声」

 タレントの原 千晶さんも登壇し、自身の2度の子宮がんの経験を語りました。

(タレント 原千晶さん)
「がんってことはないよなあと頭をよぎることはあった。だけど年齢がまだ30歳だったということもあり、まさか自分がという…。当時の私に足りなかったものがあって、それは正しい知識。なぜかかってしまって、かかるとどういう風になってどういう治療が必要で、どういう経過を辿っていくべきかというのを自分の中で正しく理解して落とし込んでいく。そうすれば自ずとどうするべきかという道が見えてくる」

 元キャスターの柳 佐知さんは、子宮頸がんで赤ちゃんを亡くした一人です。自身の経験から、ひとりでも多くの人に検診に行ってほしいと訴えました。

(柳 佐知さん)
「経験を語って一人でも検診に行ってくれる、救われる命があったら、それは私の今生きている目的、意味なのかもしれない、使命かもしれないと思うようになった」

 ワクチンの接種機会を逃した女性に無料で行うキャッチアップ接種は、来年3月までです。ワクチンは合わせて3回接種する必要があり、来年3月までに終えるためには今月末までに1回目の接種をする必要があります。

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