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 ヘリ事故発言の鹿屋市の中西市長 市議会で謝罪 給与減額改正案可決

2024年6月14日 19:39
 ヘリ事故発言の鹿屋市の中西市長 市議会で謝罪 給与減額改正案可決
 墜落事故のあった海上自衛隊のヘリコプターに関する発言で批判を招いた鹿屋市中西市長が14日開会した市議会で謝罪しました。市長は、給料を3か月間10%カットする条例の改正案を提案し可決されました。

 開会した鹿屋市議会の6月定例会。冒頭、中西市長が語ったのは…
 (鹿屋市 中西 茂市長)
 「搭乗していた隊員の家族や関係者の心情を思えば全く配慮を欠いた不適切な表現。多くの皆様に不快な思いをさせてしまい深く反省してます。私自身の未熟さを改めて認識しています。」
 
 自らの発言について改めて謝罪しました。
きっかけとなったのはこの発言です。
(鹿屋市中西市長)
「あ、これ。事故後のすぐの写真だから値打ちがあるんじゃない」

 墜落した海上自衛隊の哨戒機と同型の機体が写った記念切手についての発言でした。
 鹿屋市議会も、議会で謝罪することを求めた所、中西市長は、責任を取るために給料を7月から3か月間、10%カットする条例の改正案を14日提案しました。
 10%のカットが妥当と考える理由を問われた市長は…

(鹿屋市中西市長)
 「私の発言の中身と減額の大きさを比較するのは難しい。何とも言えないが…」
 過去の職員の不祥事で市長が責任を取った時などを参考に決めたと説明しました。この後、条例改正案は、原案通り可決されました。
 鹿屋市によりますと中西市長の発言を巡っては、13日までに152件の苦情などが寄せられていて「10分の1の給料カットでは軽い」「市長をやめるべき」といった厳しい声もあるということです。
鹿児島読売テレビのニュース