5年ぶりに蚊の生息調査開始 方法は「調査員が8分間立ち、近づいてきたら捕獲」
8日午前、青葉区の勾当台公園で行われた蚊の生息調査。
伊藤有里 記者
「調査員の方が蚊が出やすいポイントに8分間立ち、蚊が近づいてきたら捕獲をします。調査員の方、目を凝らして蚊を必死に探しています」
探しているのはデング熱などの感染症を媒介する「ヒトスジシマカ」。
この蚊に刺されることによる感染症を予防しようと仙台市が行った調査は、コロナ禍での中止をはさみ5年ぶりで、市内6か所の公園で11月までに13回実施。
「8分間人おとり法」という国の研究機関が推奨する方法で、捕獲した蚊の数や種類を調べる。
8日の調査でこちらの公園では蚊は見つからなかったものの、若林区のふるさと広場で1匹捕獲されたという。
仙台市では、刺されないようにするだけでなく排水溝の掃除をすることや住宅まわりの小さな水たまりなど蚊の発生源をなくすことも呼びかけている。
仙台市感染症対策課 鈴木花津 課長
「小さい水たまり等でヒトスジシマカも増えるものですから、 小さい水たまりをなくすように呼びかけをしたい」