11月5日は「津波防災の日」仙台市内各地で津波の避難訓練
11月5日は津波防災の日。仙台市内の高齢者福祉施設では津波を想定した避難訓練が行われた。
訓練は、東北の太平洋沖を震源とする地震が発生し、宮城県に大津波警報が発表されたという想定で行われた。
海から4キロの場所にある宮城野区の特別養護老人ホーム中野あおばの杜は、今年新たに津波避難施設となり、近隣からの避難者も想定されている。
津波の流入を抑える「止水板」を設置したあと、車いすと杖を使った入居者役の職員と近隣施設から避難した人を屋外スロープで2階へ垂直避難させる手順を確認した。
特別養護老人ホーム 中野あおばの杜
加藤直樹施設長
「利用者、職員、外部の方、混乱の中でいかに冷静を保って避難できるかというところはかなり大きな課題と感じました」
5日の訓練は市内の津波避難施設62か所で一斉に行われ仙台市は内容を検証し、今後の防災対策に活かすとしている。