【<介護保険料>改定】宮城県内で最も高いのは「登米市」6950円 最安は「大河原町」4000円で<3000円近い開き> 全国平均では月6225円に引き上げ
高齢者が支払う介護保険料が改定され、全国平均で月6225円に引き上げられた。
宮城県内の市町村で、最も高いのは「登米市」の6950円、最も安いのは「大河原町」の4000円で3000円近い開きがある。
介護サービスを支える介護保険料は、市区町村ごとに異なり3年ごとに改定されている。
厚生労働省によると、65歳以上が支払う保険料は、今年度からの3年間 全国平均で211円引き上げられ、月6225円となる。
宮城県内で最も高いのは「登米市」で6950円と、前年度から950円の上昇。
一方、最も低いのは「大河原町」で4000円と、全国の市町村で4番目に低い額となっている。
登米市によると、宮城県内でも老人ホームなどの利用者数が多いことから介護保険料が高くなっているという。
一方、大河原町によると、介護保険料の積立金を使い金額上昇を抑制しているほか、町全体として健康増進に力を入れていることが介護保険料が低い要因とみている。
「仙台市」は、前年度から78円増額され6079円となる。
このほか、「名取市」と「色麻町」が前年度より1000円以上の引き上げとなっている。
厚労省は、介護保険料が上がる要因として、高齢化が進み介護サービスを受ける人が増えたことや介護職員の給与を上げることなどを背景に、介護報酬をプラス改定したことなどをあげている。