<9月9日は「救急の日」>公園で意識失った男性の救助に協力 男女3人に感謝状(仙台市・青葉消防署)
9月9日は「救急の日」。
仙台市の青葉消防署では、救急活動に貢献した人への表彰が行われ、今年7月 公園で意識を失った男性の救助に協力した男女3人に感謝状が贈られた。
贈呈式には、応急手当を行った5人のうち仙台市青葉区の津田康三さんなど3人が出席し、佐藤博幸署長から感謝状などが贈られた。
5人は、今年7月27日午前 仙台市青葉区にある公園で、夏祭りの準備をしていた71歳の男性が櫓(やぐら)から落下し心肺停止状態に陥っていたところ、119番通報や胸骨圧迫、AEDの手配などを連携して行ったという。
救急隊が到着するまでの適切な処置により、男性は無事回復し社会復帰した。
119番通報した加藤和孝さん(42)
「とにかくいち早く通報して、命が繋がるようにと思って行いました」
胸骨圧迫を行った津田康三さん(67)
「昔、中学校の教員をやっていて保健体育だったものですから、消防署の方々と教職員、生徒と一緒に心肺蘇生法の練習をしていました。そうした積み重ねが今回功を奏したのではないかと」
AEDを手配した小林良子さん(74)
「何人もの方が一斉に動いていたんです。チームワークが一番だったと思います。本当によかったと思います」
青葉消防署では、救急活動が必要な場面に居合わせた場合はすぐに119番通報し、ためらわずに行動してほしいとしている。