仙台空港の国際線出発ロビーで23日は、動物検疫所の職員らがこれから海外に向かう旅行客にティッシュを配布し禁止されている肉製品などを帰国時に持ち込まないよう呼びかた。

ハムやソーセージなどほとんどの肉製品は日本国内に持ち込めない。
これは、鳥インフルエンザや、口蹄疫、アフリカ豚熱など国内の畜産業に大きな被害をもたらす伝染病が海外から持ち込まれるのを防ぐのが目的だ。

農林水産省動物検疫所 仙台空港出張所横山理恵子 所長
「牛肉とか、ハムとかソーセージとか使っているものは国内に持ち込めないんです。現地の味は現地で楽しむということでよろしくお願いできればと思います」

動物検疫所によると、禁止されている肉製品の国内への持ち込みは去年1年間で約15万件確認され、水際で没収されたという。