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【震災を知らない子どもたち】「段ボール」から教訓を学ぶ<宮城・石巻>

2023年10月5日 19:10
【震災を知らない子どもたち】「段ボール」から教訓を学ぶ<宮城・石巻>

防災教室が行われたのは宮城県石巻市の大谷地小学校。防災士の資格を持つ山縣嘉恵さんが避難生活の教訓を伝えた。

「避難してからその先の生活の様子をみんなで考えて欲しい」

いま、小学校に通う子どもたちは、全員が2011年4月以降に生まれた〝東日本大震災を知らない世代〟。子どもたちは震災時の写真を見ながら、トイレが使えなかったり、風呂にも入れない生活を想像した。

【子どもたちが「段ボールベッド」作りに挑戦!!】

そして、子どもたちが挑戦したのが段ボールベッド作り。まず、蛇腹に折った段ボールで強度を高めたイスを作り、そのイスを並べていけば段ボールベッドが完成。枕はちぎった段ボールとビニール袋でこしらえた。
段ボールベッドを使うことで避難所での寒さを和らげ、体調悪化のリスクを減らせるという。

<体験した小学生>
「段ボールは災害時にいろいろな所で活用できると分かった」
「震災のことは生まれる前だから言葉だけでは分からないけれど、自分が今できている生活に感謝して、2度とこういうことのないように対策をするなど考えたい」

<防災士 山縣 嘉恵さん>
「見たことも聞いたこともないことでも想像を膨らませて率直に話をしてくれた。そこから始まると思うので良かった。東日本大震災当時の話から防災に繋がる行動にどんな備えができるのか目を向けて、学習支援ができたらいい」

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