【<アサリ漁>始まる】宮城県内有数のアサリの産地「万石浦」(宮城・石巻市)
宮城県内有数のアサリの産地として知られる石巻市の万石浦では、今シーズンのアサリ漁が9日から始まった。
万石浦の干潟では、漁師などおよそ100人が熊手を使って砂を掘り起こし、3センチほどのアサリを集めていった。
万石浦は、震災後 津波や地盤沈下により干潟が失われしばらく漁ができなかったが、地元漁協が復旧に務め7年前に漁を再開している。
漁業者
「立派な天然物ですから、多くの皆さんに食べてもらってこの美味しさを味わってもらいたいです」
今シーズンは、およそ4トンの出荷を目標にしているが、去年の猛暑の影響で死滅した貝も多く見られるため、あと3回予定されている漁は状況次第では翌10日で終了することも検討されている。
宮城県漁協石巻湾支所・齋藤幸一運営委員長
「毎年死滅はある程度あるんですけれど、例年の倍近い死殻があると思います。数量は少ないんですけれど、地元の特産物として美味しく味わってもらえればと思っています」
9日獲れたアサリは、砂抜きされたあと宮城県内のスーパーなどで販売される。